「たいせつ」に出会えたらいいね、らくようで。

給食室から

1歳児クラス「ルッキング(五感で楽しむクッキング)」

「ルッキング」と題した食育活動で、1歳児クラスの子どもたちが目の前で果物の調理の過程を見ました。

 

 給食の先生が大きな丸いリンゴを見せながら、「これは何か分かるかな?」と子どもたちにたずねると、「リンゴ〜」とかわいい返事が返ってきました。その後、子どもたちの目の前で包丁を使い、リンゴの皮をむいていきます。皮がどんどんむけ、長い1本になったところでみんなに見せると、「何これ?」と言った表情でソ〜ッと指先でつついてみたり、鼻を近づけてにおいを嗅いだり、中には手に取って食べようとする子も。

 

 次はリンゴの飾り切りです。皮に切り込みを入れる「リーフカット」やX字に切れ目を入れて皮をむく「うさぎリンゴ」が完成すると、手を伸ばして“ちょうだい”とアピールする子がたくさん。一人ずつお皿に入れてもらい「いただきま〜す」と、とっても嬉しそうにパクッと口に入れていました。中にはウサギの耳になっている皮をさけて上手に柔らかい実の部分を食べる子もいます。普段、果物が苦手で食べるのを嫌がっていた子も、目の前の飾り切りを見て興味を示し食べる意欲がわいたのか、自分で手に持ち口にほおばる姿も見られました。

見て、お話を聞いて、触れて、匂いをかいで、食べて……五感を使っての食育。

食べることへの興味、関心が広がるきっかけは身近にたくさんあります。どの年齢でも楽しみながら食育は行えるので、これからもたくさん機会をつくっていきたいと思っています。